ランチは一般的なラオス料理である。
写真を撮る間もなくペロリ。どれだけお腹がすいていたんだろう。
ラオコーヒーをいただいてから象使い訓練後半戦へ。
後半は楽しみにしていた水浴びである。
この日のために、A型肝炎の注射を受けたのである。
トラベルクリニックのお医者様に「川とか入らないですよね?」「いえ、はいる予定です❤」と断言し、あきれられたくらい、とにかく、これが楽しみだったのである。水にぬれても大丈夫なこの靴も、水浴びのためなのである。
また象使いさんに助けてもらってぞうさんに乗る。
もう乗るのもだいぶ慣れたものである。両手を離して乗ることもできるようになった。(内心ドキドキものだけど)
しかし、写真はドキドキしながら頭をしっかり握っているのだが…。自分で思う余裕などそんなものである。・

で、いざ川へ。
川に入る前にぞうさんが足を少しだけ川につけて「冷たーい」というオーラを出す。
容赦なく象使いさん「パイパーイ」(進め進め)

私の乗らせてもらっているぞうさんが先陣を切って川に入る。
そして「ルックン!」(と、聞こえた。ほんとはブンブンのはずだけど)

ざぶん!水が頭からかかる。
目の前に虹が見えた。本当に、目の前に虹ができた。
「ほええええ」
冬とはいえ、日中は暑いくらいなので気持ちがいい!
「ルックン!」

またきた!



他の象さんがあまり水浴びをしないため、お手本にしようと思ったのか
私の象さんは、楽しそうにひたすら水浴びをする。
本当は川でぞうさんを洗ってあげる予定だったのが
そんな余裕はない。ただひたすら、苦行のように水をかけられる。
「ルックン」「ぎょえー」「ルックン」「ぎょえー」
まるで水かけ餅つきのようである。
髪から水が滴る。
水も滴るいい女とはいうが、滴りすぎである。
いい加減に寒い。
目の前にはぞうさんのうんちが浮いている。
もうどうにでもなるがよい。
象使いさん「るっ」
私「ヤーヤー!!」(Stop!の意味)
ざばーん
象使いさん「るっ」
私「ヤーヤー!!」
ざばーん

「もういいです!十分です!ヤーヤーです!」と思わず日本語で叫ぶ。
そしてようやく、川から上がってくれた。
「物干しに干されたい」心の底からそう思った。
日差しは暑いとはいえ、全身ずぶ濡れマンからしたら、正直寒いくらいである。
ここでオヤジギャグの一つでも言おうものなら、全身凍りつきそうな勢いである。
夫の乗ったぞうさんは、あまり水浴びをせず、その代り全身を水に入れようとしたらしく
「ロデオボーイみたいでバランスとるの大変だった!」と夫が興奮気味に話していた。
私はその声を聴きながら、水にぬれて、ぐったりなのである。
そのままぞうさんをジャングルに連れて行く。
木陰は寒い。ぞうさんはマイペースに進む。
またそれがかわいい。
ジャングルについてぞうさんから降ろしてもらい、ホテルで暖かいシャワーを浴びた時には生き返った心地だった。
象使いの道は険しい。
まだ日が出ていたので残りの日数のために洗濯をした。
ロッジには数組泊まっていたのだが、途中「部屋にテレビもWi-Fiもない!」と叫んでいる観光客がいた。
「ここは自然を楽しむのだから当然!」と答えている象使いさんに「そうだそうだー!」と思いつつ、自然生活(withぞうさん)を堪能。
そして、食事後、何もすることなく19時就寝。
屋根から時折ガサゴソ音がしたが、それもBGM。
星を見たいなと思っていたのだが、睡魔に叶わぬ。ぞうさんの夢も見ず、泥のように眠った。


